
製品レビュー・アーカイブ Xeonワークステーション その2
更に、Xeon最大の特徴はマルチCPUが可能!
(*1)intel製品で他にマルチ搭載できるCPUはありません。
つまり、CPUが2個載せられるマザーを使えば、最大36コア72スレッド!
脅威の高性能マシンができあがります!!
もちろん、Xeonは業務用で高級品ですから、同じ値段ならi7のマシンを
複数買いしたほうがいい、という場合もあると思います。
例えば、3DCGのレンダリングサーバーなどに、Core iシリーズを複数買い
してクラスタリングして使っているお客様もいらっしゃいます。
しかし、それはクラスタリングに対応したソフトが必要ですし、広い設置
スペースも必要になってきます。
しかし、Xeonであれば、一台のワークステーションで、クラスタリングの
環境を構築することなく、最大36コアが使用できます。
マルチCPUのメリットは他にもあります。それはOSのライセンス料です。
CPUが何台積んであったとしても、OSはシステム1台に付き一本のライ
センスになります。
したがってマシンを複数買いするよりも安く付きますし、なによりも複数の
OSを保守管理していく煩わしさがありません。
(*1)XeonのすべてがマルチCPUに対応しているわけではありません。
前掲のHaswell世代のものは、2015年4月現在2ソケットまでしか対応
していません。Ivy Bridge世代では、最大8ソケットに対応しています。
Xeonにはまだまだメリットがあります。それは、ECCメモリに対応している
ということです。
ECCとは、Error Check and Correctの略で、メモリ上のデータに対して
エラーチェックと訂正機能が備わっているので、正確性、信頼性がすごく
高いということです。
これも、intelではXeon以外に対応するものはありません。
このECCメモリはどういう仕事に威力を発揮するかというと、膨大な数値を
扱う計算です。エラーチェックがあるため普通のメモリより処理速度は落ち
ますの で、スピードを争うCGや動画関係ではあまりメリットがないかもしれ
ません。
エラーがあっても訂正してくれるということは、それを理由にシステムを
止めた り再起動しなくていいということなので、WEB関係や金融関係など
のサーバーに必要なのです。
また、最大メモリ搭載量も桁が違います。i7では、64GBが最大になりますが、
Xeonでは、1.5TB(!)まで行けます。これは、メモリを大量に消費するサー
バー、ワークステーションでは大きなアドバンテージになり得ます。
続く!!
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