桁違いに速くなった!!
オープンラックマウントシステム 活用事例
―どんなお仕事されてるんですか?
会社は、テレビや映画のアニメーション制作です。
その中でシステムの担当をやっています。
―A社様は、結構有名な番組作っておられますよね。
ありがとうございます。現在放送中の「XXXX」や、間もなく劇場公開予定の「XX XXXXX」など、ご存じの作品も多いのではと思います。
まんが好きだから、この会社に入社されたのですか?
ハイ。元々アニメも好きだったのと、ご縁が有りまして、入社しました。
―今回の困っていた点は?
現在使用中のレンダリングサーバーが、導入から
3〜5年経っておりリプレイスのタイミングでした。
現行Xeonの3世代程前のモノをデュアルで
使用していました。
導入した当時、1台あたり(1U2ノード)
100万位したかと・・・
今回はその時ほど予算がさけなく困っていました。
―どうやって、この商品を見つけましたか?
ネットでの検索だったと記憶しています。
画像検索だったかもしれません。
偶然御社のブログが検索でひっかかりました。
http://ameblo.jp/wistech/entry-11269595028.html
記事の中にオープンラックのシステム写真がありました。
こんなのもやってるんだと思いました。
―そこで、店の方に連絡いただいたんですよね。
ええ、CG会社に通常シャーシでの納品事例がある、ということをお聞きしました。
ほぼ同じスペックを、お店の方から提案してもらいました。
ラックマウントは別件で納品事例があるということを聞きました。
そこで、今回はラックマウントにこのスペックを載せてもらいました。
自分で作ろうかとも思ったのですが。。それもちょっと大変だったので。。
※ お客様のマシンスペックは、
CPU Intel Core i7 3930K BOX 3.20GHz
マザーボード Asrock X79 Extreme4-M
を核としたスペックです。
◆レンダリングサーバーとは、こんなものです。
―レンダリングサーバーは、どんなソフトをお使いですか?
AdobeのAffter effectと、Autodeskの 3DS MAX です。
構築は他社様に依頼しました。
一台セットアップ終了すれば、あとはOSイメージでコピーできるので、比較的シンプルな構造です。
―レンダリングサーバーって、複数のマシンにタスクを振り分けんですよね。
ディスパッチャーというジョブ管理ソフトで振り分ます。
その為に複数台のマシンで並列処理できるんです。
規模が大きなモノになると数千数万台以上のサーバーで構成されるシステムも存在します。
◆本当に、これに決めてよかったと思います!!
―最終的に、このラックマウントにしようと決断されたのは?
やはり、費用対効果です。
今まで1U2ノードだったのが、今回は4U2ノードなので、スペースは少し必要ですが。。
現行のXeonと比較したところ、ベンチの数字が価格比に対して、格段によかったです。
構成パーツも耐久性を優先するとサーバーユースな方が良いですが
今回はコストを優先してパーソナルユースのモノを多用してみました。
レンダリングサーバの性質上、1台壊れたからといって全体のタスクに大きな影響はありません。
そこで、思い切ってこれにしてみました。
―使って見られて、スピードはいかがですか?
今まで遅かったので、桁違いに速いです!!
最近のソフトは特にマルチコアに最適化されているので、それも要因だと思います。
Xeonといっても、世代が変われば、見劣りしてしまいます。
桁違いに速いです!!
―その他に、このシステムを導入してよかった点は、
こちらの状況に合わせて、細かいカスタマイズをしてもらえた点です。
シャーシをラックに納める構造まで、要望を聞いてもらえました。
今回は試験導入でしたので少数でしたが、近いうちに全てのリプレイスもお願いする予定です。
今はスイッチの構造や、エアフロー対策もお願いしています。
次回導入分には適用してもらう予定です。
◆今後の流れについて。
―4Kという新しい規格の流れもありますが。。
今のTVアニメも、殆どフルHD解像度では作ってないんです。
それを、アップコンしてTVで放送しています。4Kの仕事も今のところ来てはいない様です。
日本のアニメは、紙に鉛筆で描くのが基本です。
4Kになると情報量も増やさないといけないでしょうから紙のサイズも変わるかもしれません。
レンダリングの時間は、解像度にかける処理の量に比例して重くなりますから、
もし4Kの仕事が来て、新しいレンダリングサーバが必要になったら、
是非御社にお願いします!